ロバスト設計 を実現するために、 SN比 、 二段階設計 、 誤差因子 、 信号因子 といったアイディアが 品質工学 から出されています。
品質工学では、 直交表 の作り方に工夫をして、それらのアイディアを盛り込んでいます。
直交表の外側配置 と 混合系の直交表 が、品質工学独自の工夫になっています。
直交表の外側配置 は、ばらつきを評価する時に不可欠な方法です。 一般的な 実験計画法 では、平均値の違いだけに注目するので、基本的には不要です。 繰り返し誤差を踏まえた評価が必要な時だけ使います。
さらに 誤差因子 や、 信号因子 を使う時にも外側配置が必要になります。
混合系の直交表 は、統計学的な厳密性よりも、ロバストな結果になることを優先した設計思想を反映しています。
順路 次は 直交表の外側配置