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問題解決の手順

問題解決 の手順として、4〜10位の段階に沿って調査したり考えていくと、答えに行きつけるようになっている方法論があります。 階段を上がっていくようにして行く方法もありますし、少し複雑なものだと、 途中で分岐があったり、良い答えになるまで繰り返しがあったりする方法もあります。

各段階で何をするのかは、それぞれの方法によって、うまく考えられています。

どの方法論も、シンプルでお手軽なものです。 しかし、実際にやるのはけっこう大変です。 筆者の経験では、 概念分析 がとても大事なように思っています。

SSM

Soft Systems Methodologyの略です。 7段階を順に追うことによって、 現実をモデルにし、モデルから現実を改善に導こうとします。

QCストーリー・MAIC

QCストーリーやMAIC は、 品質管理 の分野で、品質を改善していくための方法として考えられたものです。

おおまかには、
問題点を明らかにする → 評価や分析をする → 改善案を試す → 問題の再発防止を管理業務に盛り込む
という流れになっています。

FMEA

FMEA では、
リスクになる事象を列挙 → 点数付け → 対策 → 再評価
という流れです。

AFD

AFDは、Anticipatory Failure Determinationの略です。 「事前の故障の特定」といった意味になります。

AFDの特徴は、「故障」が起きた理由を、 「なぜ、起きたのか?」、と分析しないことです。 AFDでは、まず、「どうやったら、その故障を起こせるのか?」、と考え始めます。 AFDには、この後のステップも用意されていますが、最初のステップが最大の特徴です。 このように考えると、やることが原因の調査ではなく、発明(仮説の作成)になりますので、 TRIZ や、学術的な知識が役に立つようになります。

原因に対して、「なぜ?なぜ?」と進めるアプローチは、ボトムアップ(下位から上位に進む)と言えます。 「なぜ?なぜ?」は、理由が思い付かなくて、行き詰まることがあります。 一方、AFDは、トップダウン(上位から下位に進む)のアプローチです。

AFDを、すでに起こった故障の分析に使う場合は、仮説のリストから、実際に起こった時の条件に当てはまるものを探します。 これから起こりそうな故障の予測に使う場合は、リスクの評価や発生の予防処置を進めます。



参考文献

AFD

故障・不具合対策の決め手 I-TRIZによる原因分析・リスク管理」 スヴェトラーナ・ヴィスネポルスキー 著 黒澤愼輔 訳 日刊工業新聞社 2013
AFDの提唱者の本です。 AFDをI-TRIZと呼んでいます。 AFDは、TRIZを専門とするコンサルタントが、実際の故障の問題に取り組む中で、編み出したものです。
AFDを大きく3つのステップにしています。(このステップで問題解決を進めるのは、難しくないそうです。)
ステップ1 問題の逆転 : 問題を起こす方法を考える。 故障問題の解決は、ネガティブな気分になりがちな取り組みですが、逆転によって、ポジティブな気分で進められるそうです。 発想が先細りしにくくなります。
ステップ2 不具合の仮説を作る : このステップでTRIZを使ったり、インターネットで情報収集したりします。
ステップ3 資源を特定する : 仮説のリストから、発生の条件がそろっているものを探すことによって、仮説を絞り込む。 (真の原因である可能性がもっとも高い。)




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