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独立成分分析のみによる独立成分回帰分析

このページの内容は、 主成分分析のみによる主成分回帰分析(RAOPCA) と似ています。

独立成分分析だけで 独立成分回帰分析(ICR) と似た分析をしようとする方法も考えられます。 名前は、RAOICARegression Analysis Only Independent Component Analysis)という名前にします。

ちなみに、因子分析 だけで 因子回帰分析(FR) と似た分析をしようとする方法も考えられます。 名前は、RAOFARegression Analysis Only Factorl Analysis)という名前にします。

RAOICAの手順

目的変数と説明変数を一緒にして、独立成分分析をするところだけが、 RAOPCA との違いです。

それぞれの変数と、それぞれの独立成分についての組合せについて、相関係数の2乗を計算して分析に使います。

ICR、FR、RAOICA、RAOFAの比較

ICR、FR、RAOICA、RAOFAの比較の比較です。 これらの例を見る限りでは、ICRとRAOICAや、FRとRAOFAの組合せは、ほぼ同じでした。

例1:ICR、FR、RAOICA、RAOFAが似ている場合

下の図は、左から順に、データ、ICR、FR、RAOICA、RAOFAです。
Data ICR FR RAOICA RAOFA

Yからつながる主成分が、2つあるところは、どれも似ています。

例2:ICR、RAOICAがいまいちな場合

下の図は、左から順に、データ、ICR、FR、RAOICA、RAOFAです。
Data ICR FR RAOICA RAOFA

独立成分分析を使っているICARとRAOICAは、成分がうまく分離できていません。

古くて新しい方法

主成分分析のみによる主成分回帰分析(RAOPCA) のページに、「RAOPCAは古くて新しい方法」と説明しました。

RAOICAとRAOFAについても同様ですが、「主成分回帰分析の主成分に、独立成分分析や因子分析を使う」という方法を筆者は見かけたことがないので、 珍しさや新しさの点では、RAOICAとRAOFAは、RAOPCAよりも上です。



潜在変数モデルの使い分け


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