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時系列分析 の特徴のひとつに、トレンド(上昇や下降の傾向)を扱う点があります。
例えば、上のデータの場合、前半が下降、後半が上昇の傾向があります。
トレンドが扱える具体的な方法としては、 二重指数平滑法 、 回帰分析による経時解析 、 Prophetなどがあります。
これらの手法を大きく分けると、局所モデルと大局モデルに分けられます。
このページは、局所モデルと大局モデルの違いです。
上の例のような、データは、局所モデルと大局モデルの両方で扱えます。
例えば、下のようになります。
局所モデル(二重指数平滑法)と、大局モデル(多項式)のいずれも、上昇傾向を予測しています。
局所モデルが扱えるデータは、大局モデルでも扱えます。 違いが出るのは、大局モデルだけが適しているデータの場合です。 以下に2つの例を説明します。
下のデータは、上のデータとトレンドが似ていますが、ばらつき方は大きいです。
大局モデルの場合は、このようなデータでも、上昇傾向を予測しています。
一方、局所モデルの場合は、上昇傾向が予測できていません。 局所モデルでは、隣接するサンプルとの差の平均でトレンドを検出するため、トレンドよりも、ばらつきの傾向の方が大きいと、トレンドが検出できなくなります。
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