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アナロジー

アナロジーは日本語で「類推」と言われます。 何かの理論があった時に、それを別の分野に当てはめ、 別の分野でも新しい発見をしたりするための方法です。 このサイトでは、 情報理論統計力学 のエントロピーがアナロジーの関係にあります。

アナロジーの広がり

アナロジーが存在する理由は、ひとつではないと思います。 ひとつ挙げるなら、 ある分野で作り上げた新しい数理体系が、実は自然現象のもっと高次元な部分で普遍のものであるために、 他の分野でも当てはまるのではないかと思います。 これは システム思想 の中にもあります。

人間はアナロジーを好むのではないでしょうか? 何か科学的な進展があると、他の分野にもすぐに当てはめたがるような気がします。 それによって、学問がさらに発展しているのは事実でしょう。

理学や工学の分野への当てはめは、失敗がわかりやすいようです。 例えば、 品質工学 ではアナロジーがよく使われていて、成否がいろいろ見えています。 厄介なのが、社会現象への当てはめです。 上記の エントロピー もそうですが、 このサイトで扱っている、 カオス(複雑系) でも社会現象への当てはめを見かけます。 また、物理学の不確定性原理や相対性理論も見かけます。

アナロジーとファンタジー

当てはめが成功すればアナロジーですが、 失敗すればファンタジーです。 ファンタジーにも関わらず、それをあたかも科学的に証明済みのように述べ、 自分の主張を展開しているような文献も見かけます。

このサイトを作るに当たり、いろいろな文献を見ていますが、 アナロジーとファンタジーの境界線がわからないことが多々あります。 切り分けは非常に難しいです。

「アナロジーか?ファンタジーか?」という問題は、 本当は実学で確認したいです。 しかし、それを実行するには、 アナロジーの元になっている学問と、アナロジーらしき学問の両方に詳しくならなければならず、 そうもいかないです。 筆者は、できるだけアナロジーの元になっている分野を確認したり、 数理の整合性を確認したりするようなスタンスです。

参考文献

下記の参考文献は、このページを最初にリリースした後で見つけた本です。


カオス・ポイント―持続可能な世界のための選択」 アーヴィン・ラズロ 著 日本教文社 2006
最近の社会現象や、歴史的な事実の断片を取り上げ、それらを裏付け資料として、 カオス の理論(の体系)で社会現象が説明できるとしています。 そして、現在や未来の状況をカオスの言葉で表現し、 人類や読者に対し、どのように生きていくべきなのかを論じています。


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