不偏検定と最強力検定は、 有意水準と検出力とサンプル数 と関係する考え方です。
不偏検定は、有意水準αを基準として行う検定のことです。
最強力検定は、検出力βを基準として行う検定のことです。
一様最強力検定は、対立仮説のすべての母数に対して、最強力検定になっているものです。
一様最強力不偏検定は、一様最強力検定でかつ、不偏検定になっているものです。
有意水準αの元で、最強力検定になるのは、 尤度比検定 であることを示す定理です。
下記の3冊では、一様最強力不偏検定が解説されています。 出版順になっていますが、下にあるものほど、具体的な検定の例が多く紹介されているので、その順にもなっています。
「数理統計学の考え方 推測理論の基礎」 竹内啓 著 岩波書店 2016
「数理統計学 基礎から学ぶデータ解析」 鈴木武・山田作太郎 著 内田老鶴圃 1996
「数理統計学の基礎」 野田一雄・宮岡悦良 著 共立出版 1992
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