トップページ | ひとつ上のページ | 目次ページ | このサイトについて | ENGLISH

データサイエンス教室

環境生理学

生物が環境をどのように捉えているのかというは、大事な問題です。 環境生理学(Environmental Physiology)は、感覚・認知・行動といった、身近だけれど深遠なテーマと関わります。
脳科学とも関わりが強いです。 この分野の応用のひとつが、 人工知能 です。

個性的な参考文献がいろいろある分野です。 参考文献がたまったので、このページを作りましたが、 まとめられないでいる分野です。

環境医学

環境生理学は、人間への環境の様々な影響を研究しますが、 特に、悪影響のある場合は、「環境医学」という分野があります。

構造活性相関

構造活性相関とは、新しい薬を考え出すための方法です。 化合物の分子構造と、生理活性の強さの 相関性 を調べ、利用します。 実験結果の予測にも使うことができます。



参考文献

心理物理学」 G.A.ゲシャイダー 著 宮岡徹 監訳 北大路書房 2002
上・下巻の大著です。心理物理学の理論や仮説が、いろいろ載っています。
心理物理学は、五感で感じたことを定量化し、人間の五感の仕組みを研究していく分野と言えそうです。 心理物理学ができる前の心理学は、哲学的な考察を主体にして、人間の感覚を研究していたそうです。 心理物理学によって、物理的な量で心理を研究できるようになりました。 「物理学」と付いていますが、いわゆる物理学の理論のようなものではありません。 「心理測定学」の方がぴったりかもしれません。
「感覚は、ある値を境に感じるか感じないかが決まる。」、という仮説を立てています。 この値を閾値(いきち)と言って、この値の評価が重要です。 心理物理学では、絶対感度とも言います。
心理学では、 感性評価 で「思い」のような心理を測る方法もありますが、心理物理学は五感を測ることに重点を置いた分野です。


数理生理学」 James Keener・James Sneyd 著 中垣俊之 監訳 日本評論社 2005
数式で生理学を解説している大著です。上・下巻の2分冊です。 環境生理学的な話は、第22章の「網膜と視覚」と、第23章の「内耳」です。 線形モデル等があります。


生物環境物理学の基礎」 G.S.Campbell・J.M.Norman 著 森北出版 2003
熱・水・風・光と生物の関係を解説していて、特に「 」が詳しいです。 また、それらの応用として、土との関係に力が入っています。
熱については、「同じ温度の木と金属を触ると、金属の方が冷たく感じる。 それは、熱伝導率の問題であり、金属が体の熱を奪うから」という、 ハッとするようなことが書いてありました。
◆輸送現象がアプローチになっています。
◆物理現象や物理量を生体との関係でみるアプローチです。
◆濃度勾配の測定は不可能なので、オームの法則のような巨視的な式を使っています。 それが「輸送のコンダクタンス」です。 様々な動植物の外皮の水蒸気コンダクタンスを比較しています。
◆輸送現象は乱流まで出ています。


理工学系からの脳科学入門」 合原一幸・神崎亮平 編 東京大学出版会 2008
昆虫を例にとって、生物種によって生きるのに適切な環境や、ものの感じ方が異なることがありました。 脳の仕組みから、人工生命までをカバーしていて、このサイトで言うところの ニューラルネットワーク がキーワードになっています。
入門書になっていますが、かなり難しい内容にも触れています。


環境人間工学」 佐藤方彦・勝浦哲夫 著 朝倉書店 1993
前半が、光・温熱・音・振動・気圧の環境要素と感覚の関係の話になっていて、 後半が、住宅環境や作業環境といった、わりと身近な「環境」との関係の話です。 要素に分解していくアプローチがうまくいっているように思います。


「図説 情報生物科学」 高木雅行 著 朝倉書店 1988
ロドプシン分子による光の吸収から始まる視覚を中心とした感覚の解説。 さらに、 学習 や感情について。


環境生理学」 本間研一・彼末一之 編著 北海道大学出版会 2007
地球環境・ 都市環境 ・社会環境という分類によるアプローチや、 物理・化学的環境、環境適応と言ったアプローチ等、 様々な視点からアプローチしています。


ホルモン・カオス 「環境エンドクリン仮説」の科学的・社会的起源」 シェルドン・クリムスキー 著 松崎早苗・ 斉藤陽子 訳 藤原書店 2001
カオス の本かと思ったのですが、違いました。 環境ホルモンを取り巻く社会の状況が、混沌(カオス)としていたため、 タイトルに「カオス」が入っているようです。 この本は、環境ホルモンがどのようにして社会に認知されていったのかを、 環境ホルモンの専門家の視点で解説しています。 リスク認知 とも重なる内容でした。


へんな毒 すごい毒」 田中真知 著 技術評論社 2006
環境問題では、「便利だと思って使っていら、実は毒だった」というような話がいろいろ出てきます。


においのはなし」 庄司菊雄 著 技報堂出版 2001


環境医学事始め」 広瀬輝夫 著 シーエムシー 1998
7割位は環境問題の解説です。 残りの部分で、放射線病・公害病・毒物学、等が、ちょこっとずつ解説されています。


環境医学入門」 レナート・メラー 編 中央法規出版 2003
いろいろなことが詳しくのっています。


創薬科学 −生体構成分子から見た医薬品−」 石橋弘行 編 廣川書店 2004
新しい薬を考えるための本です。




順路 次は 環境心理学

Tweet