品質工学と実験計画法の違いは何ですか?
品質工学 には、様々な手法がありますが、その中の実験計画に関するものと、いわゆる「実験計画法」の教科書の違いということで、 回答させていただきます。 筆者自身もそうでしたが、勉強してわからなくなることのひとつと思います。
まったく違うもののように解説される場合は、 従来の実験計画法は、グループごとの平均値の違いだけを調べようとすることに対して、 品質工学では、ばらつきの違いを優先して調べる点が強調されて、そのような表現になっているようです。
筆者のサイトでは、従来の実験計画法の発展的な手法のひとつとして、品質工学の手法を位置付けるようにしました。 理解の仕方としては、それが一番良いように思っています。
品質工学から提唱された発展的な手法には、以下のようなものがあります。
・ばらつき評価のために考案された
品質工学のSN比
や、
直交表の外側配置
・混合系の直交表