1次データの解析 では、 周期の数が多いとグラフがつぶれてしまって、ひとつひとつの周期の形がわかりにくいです。 1次データに周期的な特徴がある時に、周期の始まりの部分がそろうようにまとめたデータを「1.5次データ」と呼んでいます。
1次データから1.5次データを作成するには、データの切り貼りが必要です。 規模の大きなデータでは、大変な作業になってしまいます。
プログラミング をして、自動的にこの作業をできるようにするには、時刻の列と、フラグの列(変化のタイミングのわかるデータの列)を使います。 例えば、工場の装置のデータでは、ある加工が始まったタイミングや、スイッチがオンになったタイミングがありますが、 このタイミングを加工で使います。
各時刻の列の横に、タイミングの時刻との差の列を作ります。 これは、タイミングの時刻を0と置いて、タイミングの時刻からの時間のデータになります。
Pythonなら、 メタ知識のデータの作成 や 2次データ作成のサンプル(Python編) に作り方の例があります。
1.5次データを折れ線グラフにしてみると、 例では、周期の長いものが混ざっている事がわかります。
知りたい現象の数理が、うまく当てはまれば、 経時解析 で現象をモデル式で表せることが、たまにあります。
順路 次は 2次データの解析