比率の指標は便利です。
例えば、「経常利益率」は、従業員数が違っている会社同士でも、同じ基準で比べることができます。 また、 比率の差の検定 や 混同行列 など、 統計学 では、比率の扱い方が整備されて来ています。
比率の指標は便利ですが、限界もあります。
例えば、上のグラフは、比率の指標としては、0.1と0.2になる場合について、分子と分母を縦軸と横軸にしたグラフです。 指標が0.1違う時の、分子側の差は、分母が大きい場合と、小さい場合でかなり違います。
分母が小さい時に、0.1の違いは起きやすいですが、分母が大きい時の違いは、起きにくい、という違いでもあります。
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