スカラー、ベクトル、行列、という順番で、複雑な表現ができます。 スカラーを0階、ベクトルを1階、行列を2階、と表現すると、3階以上のものも拡張できますが、こういった表現方法は、「テンソル」と呼ばれています。
データサイエンス では、2階のテンソルまででも、壮大な理論体系ができていますが、3階以上についても、理論はあります。
読んだ本のメモとして、このページは作っています。
「テンソル・その応用」 石原繁 著 共立出版 1985
2階のテンソルの性質を解説し、応用として、弾性体や電気応力などの物理学の話題を紹介しています。
「物理とテンソル」 中村純 著 共立出版 1993
2階のテンソルを中心に、回転や空間の歪みを解説しています。
「テンソルデータ解析の基礎と応用 テンソル表現,縮約計算,テンソル分解と低ランク近似」 横田達也 著 コロナ社 2024
テンソルの基本的な扱い方の他に、主成分分析やテンソル分解を解説しています。
「群と表現」 吉川圭二 著 岩波書店 2022
群論の本です。9.3が「テンソルとヤング図」です。
「バイオインフォマティクスのための人工知能入門 基礎から行列・テンソル分解/深層学習まで」 阿久津達也 著 朝倉書店 2024
バイオインフォマティクス向け、とはなっていますが、機械学習全般を網羅的に紹介した教科書になっています。
テンソル分解を紹介しています。
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