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データサイエンス教室

経営分析

上場企業は、財務諸表や、決算書と呼ばれる書類を公表します。 この財務諸表の分析を、「経営分析」と言います。 「財務分析」や、「企業分析」と呼ばれることもあります。

経営分析では、収益性、成長性、生産性、安定性の観点で、企業を評価します。 評価のための尺度(指標)は、数10種類あるようです。

経営分析の尺度の特徴

経営分析は、財務諸表の数字そのままでもできますが、 収益性、成長性、生産性、安定性を評価する時の尺度は、 財務諸表の中の数字を割り算して、「率」にしたものです。 例えば、収益性の尺度のひとつの「総資本回転率」は、 売上高を総資本で割ったものです。

経営分析の基本

ある尺度の数字があった時に、その数字だけ見ても、意味はわかりません。 経営分析の基本は、複数の会社で数字を比較することや、 複数の期間でその数字の変化を見ることです。 このため、一社一期分の財務諸表だけでは、あまり情報が得られません。

変化を見るというのは、 工程管理の管理図 と同じことをしています。 会社を製品と見立てれば、 経営分析の尺度とは、品質の尺度の仲間と言えるかもしれません。

数字の変化を見た時に、「なぜそうなったのか?」は、なかなかわからないものですが、 複数の数字の変化を見ると、理由が推測できることがあるようです。

環境会計

環境会計は、排気や排水の適正処理や、省エネ、環境の啓蒙活動といった、 環境に関わるコストを集計する方法です。

時代の流れとしては、「環境」は、 CSR の一部として大きく捉えられるようになって、環境会計はCSR会計に遠からず変わって行くと思います。



参考文献

経営分析

わかる!使える!経営分析の基本」 永野良佑著
財務諸表の見方の本です。 率の指標ではなく、財務諸表にある指標の分析を解説しています。 分析のポイントは、ある期間の財務諸表だけでなく、複数の期間の変化を見ることだそうです。
・バランスシート : ある時点の財務の状況
・損益計算書 : 一定期間の変化(計算方法は各社の裁量である程度変えられる)
・バランスシート : 現金の増減
1〜3章でイオンを例にして、財務諸表の見方を解説しています。 4章は、武富士、トヨタ、信越化学、ニトリの分析をして、 これらの企業の何が良くなかったのか、何がすごいのかを解説しています。


経営分析の基本がハッキリわかる本 :キャッシュフロー時代の計数感覚の磨き方・活かし方」 千賀秀信 著 ダイヤモンド社 2006
ある条件がそろうと、会社が成長していると判断できるそうです。その条件は、
売上高の伸び率
< 粗利益の伸び率
< 営業利益の伸び率
< 経常利益の伸び率
かつ、純利益の伸び率 > 人件費の伸び率
「TKC経営指標」として、経営指標の業種毎の平均値が発表されているそうです。


入門経営分析」 
倉田三郎・藤永弘・石崎忠司・坂下紀彦 著 同文舘出版 2008
各指標が教科書風に詳しく書かれています。


これでわかった!「図解」経営分析 :成長性・安全性・収益性-「会社の実力」がズバリ見抜ける」 星野紘紀 著 大和出版 2007
図解で各指標をわかりやすく説明しています。 分析は、定数分析と比率分析を、ひとつの会社の時系列分析として実施したり、 複数の会社の比較したりします。
・定数分析 : 数字をそのまま用いる。
・比率分析 : 割合を分析する。


会計

アカウンティング」 山本和隆・伊藤良二 著 ファーストプレス 2008
損益計算書(PL)、賃借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書の説明の後に、 各種の指標を紹介しています。 実在する企業の財務表を例にして、リアルに説明してあります。


道具としてのアカウンティング」 花野康成 著 日本実業出版社 2006
様々な指標が丁寧に紹介されています。 中小企業を意識した記述が多いです。 内部用の管理会計と、外部用の財務会計の違いも書かれています。


環境会計

環境会計A-Z」 河野正男 編 ビオシティ 2005
事典に近い本です。 用語の意味やポイントを、数ページずつ使って解説しています。


環境会計の構築と国際的展開」 河野正男 編著 森山書店 2006
国別・企業別・事業別による環境会計の現状をまとめています。


環境経営・会計」 國部克彦・伊坪徳宏・水口剛 著 有斐閣 2007
「企業の環境保全活動と経済活動を結び付けるのが環境会計」と提言しています。 内容は、環境管理会計・ マテリアルフローコスト会計・ライフサイクルコスティングLCA ・環境影響の統合化手法(LIME) ・ 環境効率とファクター ・環境情報開示・外部環境会計・社会責任投資(SRI)・ CSR で、盛り沢山です。 最後にCSR会計の動向があります。 CSR会計は環境会計よりも企業の根幹部分に触れるため、 難しいそうです。


環境会計の新しい展開」 山上達人・向山敦夫・國部克彦 編 白桃書房 2005
内容は、情報開示・各国の環境会計・ マテリアルフローコスト会計環境効率 、等です。 企業研究が多いです。



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