人間の認知、学習、思考といったことは、心理学や哲学などで大昔から研究されて来ています。
一方、近年は、周囲の出来事に対して、脳のどの場所が活動しているのかが、調べられるようになったため、 脳の具体的な活動との関連からも研究されるようになっています。
脳科学では、様々なことを調べられていますが、このサイトでは、「 認知と学習 」と「 思考と判断 」の2つに大きく分けました。 機械学習 (人工知能(AI)) では、「学習」と「推論(予測や判定)」という2つの段階がありますが、この2つと対応する分け方になっています。
現象学 は、哲学の中でも、認知心理学に近い理論を取り入れた分野になっています。 哲学では、「存在とは何か」といった抽象的だけれでも、重要なテーマを扱いますが、それと具体的な人間の認知の仕組みの研究を橋渡しする分野になっています。
分析哲学 では、理論の正しさを思考実験で確かめたり、確かめなかったりします。
認知心理学や脳科学では、人間の認知の仕方は、思考実験だけではなく、実際の実験もいろいろされて研究されています。
理論の正しさについて、実験で確認していくことは大事ですが、既に行動分析学や、人工知能(AI)として活用されて、現実の社会で役に立っています。 応用して成果が出ることも、理論の正しさの裏付けと考えて良いのではないかと思います。