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偽陽性と偽陰性のバランス

偽陽性と偽陰性 は、バランスの問題があります。

製造業の 品質管理 、等で合格基準(しきい値・閾値)を厳しくして、不良品の疑いのあるものを積極的に不合格と判定すると、 良品を「不合格」として、捨ててしまう確率が上がります。 これは、偽陽性が増えていることになります。 そのため、合格基準はできるだけ甘くしたいです。

一方で、合格基準が甘くなると、不良品を「合格」と判定して顧客に届けてしまう確率が上がります。 これは、偽陰性が増えていることになります。

消費者の立場では、合格基準は厳しいのが当たり前と思いますが、 合格基準が厳しいことによって、良品を大量に捨ててしまうようなことが起こると、 経営が成り立たなくなって来ますし、環境にも良くないです。

厳しい合格基準でも、歩留100%になるようなものづくりができれば、問題はないのですが、 それは難しいので、いつも2種類の誤りのバランスは考える必要があります。



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