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動特性と非線形現象

動特性のSN比 は、線形の関係を見るものなので、非線形現象が扱えません。

変数変換

「動特性のSN比が使えない。」とあきらめる前に試すのが、変数変換です。 変数変換とは、対数に変換したりすることです。 変数変換をすれば、動特性のSN比が使えるデータに変わることがあります。

非線形現象のデータ解析

動特性のSN比に頼らずに、 層別に散布図を描いたりすることによってデータの性質を見極め、 解析方針を決めることになります。

特性のSN比で水準毎に計算し、グラフ(散布図・折れ線グラフ)にして、X と Yの数値的な関係を眺める。 (特性を、特性のSN比で評価します。 静特性のSN比だけでは、動特性のSN比の代用にはならないので、 グラフを補助的に使います。)

標準SN比

動特性のSN比が非線形を扱えない問題ですが、 品質工学 の文献を読むと、 「非線形現象は標準SN比を使えば解決するかも。。。」、という誤解が起きるかもしれません。 (筆者は最初、そういう風に解釈していました。)

標準SN比 に詳しめに書いていますが、たしかに標準SN比には、非線形の動特性を評価できる一面があるものの、 動特性のSN比を非線形に対応させる尺度として、単純に対応している訳ではないです。


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