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メタデータ

メタデータはデータのデータと言われます。 データマネジメントでは、データの格納場所や、形式等の物理的な内容のことです。

「このデータは何のデータなのか、どういう形式なのか」ということが書かれているデータです。

資料分類のメタデータ

「メタデータ」と呼ばれるデータは、図書館などで資料を分類する時に使うデータを指すこともあります。

タグとしてのメタデータ

資料のキーワードの分類名をメタデータと呼ぶ場合は、 XML のようにタグを使って、構造を決める言語の「タグ」の中身として使えます。

マスターデータとしてのメタデータ

資料のキーワードをメタデータと呼ぶ場合は、メタデータであると同時に、このデータはマスターデータの役割も持っています。



参考文献

データマネジメント

データマネジメント知識体系ガイド 第二版」 DAMA International 著 日経BP社 2018
第12章がメタデータ管理になっています。 メタデータは副産物のようなものなので、注目されにくいものの、きちんと管理されていると、プログラムにデータを入れるのではなく、 プログラムがデータを探しに行って利用することができることが紹介されています。
メタデータの構造のモデルや、メタデータを扱うツールも紹介されています。
メタデータを3種類に分けています。
ビジネスメタデータ:データセットの説明、業務ルール、計算方法、など、
テクニカルメタデータ:テーブルとカラムの名称、データモデル、アクセス権、等
オペレーショナルメタデータ:バッチプログラムの実行ログ、履歴、運用スケジュールの異常、容量の増減


DXを成功に導くデータマネジメント データ資産価値向上と問題解決のための実務プロセス75」 小川康二・伊藤洋一 著 翔泳社 2021
メタデータを4種類に分けています。
ビジネスメタデータ:業務目的やアウトプットの資料。活用データ情報(そのデータの活用例)
セキュリティメタデータ:セキュリティレベル、アクセス権
アプリケーションメタデータ:テーブル定義、データの連携
品質メタデータ:データ品質の測定結果


資料のキーワードの分類名

社会科学情報のオントロジ 社会科学情報のオントロジ」  斉藤孝 編著 中央大学出版部 2009
HTMLやXMLなどのプログラム言語の、タグに含まれる言葉がメタデータと呼ばれています。
この本は、社会科学における様々な言葉の定義や意味を、タグと木構造(タクソノミー)を使った オントロジー で表現する方法を説明しています。


知識資源のメタデータへのリンクトデータ・アプローチ」  谷口祥一 著 勁草書房 2023
図書館で扱うメタデータの専門書です。


資料のキーワード

新・情報学入門 ビッグデータ時代に必須の技法」  マイケル・バックランド 著 日本評論社 2020
この本は、ウェブにある膨大な資料を検索によって探す技術が述べられています。 図書館で本を分類する技術として、古くからある方法が応用されているそうです。
第6章がメタデータです。


ウェブは菩薩である メタデータが世界を変える」  深見嘉明 著 NTT出版 2008
グーグル、アマゾンなどのサービスがどのようにメタデータを使っているのかや、メタデータが重要な役割を果たしていることを説明しています。




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