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単位空間

単位空間(Unit Space)は 品質工学 が考案した概念です。 基準空間とも言います。

単位空間とは、基準とみなすデータの群のことです。 正規分布 が成立しているとみなせるデータ群や、 良品や正常品のデータ群が、単位空間と呼ばれます。

一方、不良品や異常の時のデータがあれば、それらは信号空間と呼ばれます。 信号空間のデータはあった方が良いですが、なかったとしても、 MT法による異常の判定 はできます。

単位空間とMT法

MT法 の特徴は、単位空間は、正常品のデータを考えるので、正規分布のような分布を仮定しているのに、 信号空間は特定の分布を仮定しない点です。 これにより、「異常」を扱うのに適した方法になっています。

MT法を単位空間と信号空間という言葉で説明すると、 「MT法とは、単位空間と信号空間の関係を調べる方法」、 と言えます。

単位空間と層別

単位空間と信号空間を設定するプロセスは、 層別 の一種です。 MT法では、 Y の情報の層別を使って、異常現象のデータ解析を進められるようになっています。

「単位空間」の「単位」と「空間」

上記の説明は、 実用的な場面での、単位空間の意義と定義について書いたものです。 実用上は、これで事足りるはずです。

ところで、 単位空間という呼び方について、「単位とは何のことか?」、「空間とは何のことか?」、 と考えても、単位空間の指すものは、わからないと思います。

「単位」は、「基準」と読み変えた方が、実際の意味合いに近いです。 また、「空間」は、「分布」や「領域」と考えた方が近いです。



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